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今任

WRITER 今任

2024年6月7日
お役立ちコラム

入母屋住宅について

福岡でエアコン一台で全部屋同じ温度になる家を建てている、健康住宅株式会社の今任がお届けします。

今回は高性能住宅とは反対の、昔ながらの日本家屋の、入母屋住宅についてお話いたします。
入母屋屋根にも日本瓦ではなく、ガルバのような軽い屋根材で造ることが出来るようになりましたので、高性能な入母屋住宅も、いずれ出来るのではないかと思っています。

入母屋屋根とは

入母屋屋根は、寄棟屋根の上部に切妻屋根が乗っているような構造をした屋根です。日本家屋の伝統的な屋根の形状で、田舎で見かけるお屋敷のような家は、ほとんど入母屋屋根が採用されています。
また寺院の屋根としても多く使われているため、都市部でも見かける機会はあります。和風な見た目から日本固有の屋根のように思いますが、実は中国やベトナムなど東アジアで、広く見ることができます。
どの国でも神仏建築に採用されており、その格式の高さが伺えます。基本的に日本瓦で作られていますが、最近ではスレートや金属瓦が使われることで、一時は減少傾向にありましたが、新しい屋根材が使えることで採用する人も増えてきているようです。

まず屋根には各部に名称があります。基本的な名称を覚えておけば、職人さんの説明をより深く理解できると思います。

<大棟>

大棟は、入母屋屋根の頂上部分の棟のことを指します。屋根の中で最も主要な棟であることから、主棟や陸棟とも呼ばれます。大棟の端には、装飾が施された鬼瓦が取り付けられる事がほとんどです。

<降り棟>

降り棟は、入母屋屋根の切妻部分において、大棟から軒先に向かって伸びている棟のことを指します。切妻屋根の、山の形に沿って付いている棟と考えれば解りやすいと思います。
降り棟の先端にも鬼瓦が取り付けられ、これを降り鬼瓦といいます。

<隅棟>

隅棟は、寄棟の屋根において、大棟から四隅の軒先に延びる棟のことを指します。入母屋屋根においては、下側の寄棟屋根部に付く4つの棟のことを指すことになります。
隅棟の先端にも、鬼瓦が取り付けられます。鬼瓦は、棟に蓋をする役割も担っていますので、非常に重要な役割を持つ瓦といえます。

<妻>

妻は、入母屋屋根においては、切妻部分の三角形の壁面のことを指します。この三角形の壁を、入母屋屋根においては妻壁とも呼びます。妻壁には漆喰が塗られる事がほとんどで、白く美しい見た目を実現してくれます。

ちなみに入母屋造りの代表的な建物としては、奈良の「新薬師寺本堂」、京都の「三十三間堂」、「仁和寺」や東寺の「金堂」、「京都御所紫宸殿」などがあります。
海外では韓国の「景福宮」や中国の「天安門」、東南アジアの仏教建築などがあります。次回は入母屋屋根のメリット、デメリットに付いてお話したいと思います。

 


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